産直市場を中心に、イベントホールやレストラン、農園、花畑、公園などを備えた西日本最大級の体験型直売所が、今月（３月）１８日、上富田町にオープンします。これは、「産直市場よってって」を運営する田辺市の株式会社プラスなどが、上富田町南紀の台(なんきのだい)に開店する「紀州 木の街 フルーツが香る 南紀の台Ｙｏｔｔｅｔｔｅ(よってって)広場」で、全体で甲子園球場のおよそ１・７倍の広さがあります。

中心となる「産直市場よってって南紀の台店」は、県内１６番目の店舗で、紀南地方特産の柑橘類や新鮮野菜のほか、地元で人気の加工品や土産物をそろえ、店内で焼き上げるベーカリーやカフェがあり、鮮魚店や精肉店が併設されます。

イベントホールは、生産者の対面販売や特産品などの売場となったり、記念式典やトークショー、ミニライブなどのイベント会場や休憩スペースとして利用されるほか、大規模災害時には、一時避難場所にもなります。

このほか、レストランとカフェ、農産物のオブジェを配した公園、まりひめを中心に栽培するイチゴ農園や四季折々の花が咲く花畑、それに、ウォーキングコースも常設され、「フルーツ王国和歌山」を全国に発信し、「食育」を推進、「健康づくり」を後押しするとともに、地域住民が憩い、交流する、安心拠点にもなります。

「紀州 木の街 フルーツが香る 南紀の台Ｙｏｔｔｅｔｔｅ広場」は、今月１６日午後２時から、関係者による竣工式が行われ、１８日午前９時に、グランドオープンします。営業時間は午前９時から午後５時までで、大型バス用１０台分を含む、５００台分の駐車場が用意されています。