焼肉店のノロウイルス食中毒、被害拡大/田辺市
2025年03月07日 17時31分
食事をした客が下痢や嘔吐を訴えた田辺市内の焼肉店によるノロウイルス食中毒は、被害が拡大し、患者数はきょう(7日)までに、あわせて56人となりました。
店は、田辺市朝日ヶ丘(あさひがおか)の焼肉店「炭火焼肉力車(りきしゃ)」で、田辺保健所は、当初3日間としていた営業停止を1日増やし、あす(8日)までの4日間としました。
保健所によりますと、先月(2月)28日、この店で食事をした2グループ9人のうち7人が、翌日から相次いで、下痢や嘔吐、発熱などの食中毒症状を訴え、医療機関を受診し、調理に当たった従業員や患者の便からノロウイルスが検出されたため、この食事を原因とする食中毒と断定しました。
その後、先月28日から今月2日までに、この店で食事をした人からも同じような症状を訴える人が相次いでいることがわかり、保健所では、この店の食事を原因とする一連の食中毒と判断しました。発症者は、あわせて19グループ、56人に上りました。
現在は、全員が快方に向かっているということです。