【参院選】和歌山県町村会と町村議長会が二階伸康氏を推薦

2025年03月06日 19時14分

政治

和歌山県町村会と和歌山県町村議長会は、この夏(2025年)の参議院選挙・和歌山県選挙区での立候補を表明している、自民党の新人・二階伸康(にかい・のぶやす)氏47歳の推薦を決め、きょう(3月6日)和歌山市内で二階氏に推薦状を手渡しました。

推薦状を受けあいさつする二階伸康氏(左)(3月6日・和歌山市茶屋ノ丁・和歌山県自治会館)

伸康氏は、二階俊博元自民党幹事長の三男で、去年秋(2024年)の衆議院選挙で和歌山2区から自民党公認で立候補しましたが落選し、その後、夏の参議院選挙・和歌山県選挙区に立候補を表明しました。

きょう午後、和歌山市茶屋ノ丁(ちゃやのちょう)の県・自治会館で、県・町村会会長で九度山町(くどやまちょう)の岡本章(おかもと・あきら)町長と、県・町村議会議長会会長で有田川(ありだがわ)町議会の谷畑進(たにはた・すすむ)議長から、二階氏にそれぞれ推薦状が手渡されました。

二階氏は「皆さんにご指導を賜りながら、私自身がそれぞれの町村に直接足を運び、いまの課題は何かしっかりと聞いて、その声と思いを形にしていく」と意気込みを語りました。

推薦した理由を語る県・町村会の岡本章会長(左)

町村会の岡本会長は、推薦した理由について「二階氏が働く場所をしっかりと持ってもらうことが、和歌山県のためになると確信している」と述べました。

自民党の公認選定を巡っては、二階氏と、衆議院選挙で二階氏を破った世耕弘成(せこう・ひろしげ)氏を応援していた、前・有田市長・望月良男(もちづき・よしお)氏52歳との争いとなり、先月(2月)行われた自民党県連の拡大役員会での投票の結果、二階氏が勝って党の公認を得ましたが、きのう(5日)望月氏が無所属で立候補する意向を明らかにしたことがわかり、衆議院選挙に続いて保守分裂選挙となる可能性が高くなっています。

このことについて、県・町村会の岡本会長は「これは本来の保守分裂という形ではなく、権力闘争ではないかととらえている。そんなことをしている場合ではない。世耕さんのための和歌山県ではなく、県民のための和歌山県なのだから、今回のアプローチも含めて判断した」と話しています。

この夏の参議院選挙・和歌山県選挙区には、このほか、参政党の新人・林元政子(はやしもと・まさこ)氏50歳、立憲民主党の新人・村上賀厚(むらかみ・のりあつ)氏65歳、無所属の新人・末吉亜矢(すえよし・あや)氏53歳も立候補を表明しています。

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