2月の県内倒産は13件、負債総額10億円超も3件
2025年03月06日 16時51分
和歌山県内で先月(2月)、負債総額1千万円以上を抱えて倒産した企業は13件あり、負債総額は78億5000万円に上ったことがわかりました。
民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月は、負債額が10億円以上の大型倒産が3件発生するなど、前の年の同じ月に比べ、負債総額が67億円あまりの大幅増となりました。件数では3件増えました。また、前の月(1月)に比べ、件数で2件増え、負債総額は10倍以上となりました。
業種別では、サービス業が7件と半数を越え、原因別では販売不振が大半を占めています。このほか、形態別では、破産が12件と多数を占め、従業員規模では、5人未満の事業所がほとんどで、小企業の倒産が相次いでいます。
東京商工リサーチ和歌山支店では、「現状、中小企業を取り巻く環境は人手不足、コスト高が継続する中で、金利の上昇や貿易環境、得意先の動静なども踏まえ厳しい状況が続いており、引き続き高水準で推移するものと判断される」としています。