地元・郵便局が風景印でPR、外務大臣・陸奥宗光

2025年03月05日 17時36分

社会

和歌山市出身の元外務大臣、陸奥宗光(むつ・むねみつ)をデザインした風景印・消印のお披露目式がきのう(4日)、和歌山中央郵便局で行われ、地元に銅像が立つ和歌山市広瀬地区の郵便局長らが集まりました。

6つの郵便局名がそれぞれ入ったデザインのお披露目

これは、陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会の臼井康浩(うすい・やすひろ)副会長が、地元の広瀬小学校で特別授業を行った際、地元の郵便局長に、切手の消印に使用される風景印を地域独自のデザインにすることを提案していました。

陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会の臼井康浩副会長

デザインは、岡公園にある陸奥宗光像と桜、それに郵便局名が入っています。

お披露目式では、地元の郵便局長として、オリジナル化に賛成した広瀬郵便局長ら、3つの郵便局長と連合自治会長らが参加しました。

和歌山湊北(そうほく)郵便局の南本英俊(みなみもと・ひでとし)局長は「陸奥宗光先生の像風景印が欲しいという声が6つの郵便局に、何百という数が届いている。風景印を押して手紙を出していただき、桜が咲く頃には、デザインとなった銅像がある岡公園へ行ってほしい」と話しました。

はがきなどの郵便物に風景印を押すには、陸奥伯の生誕地の吹上、堀止、島崎と、デザインのモデルとなった陸奥宗光像がある地域の広瀬、鷹匠、芦原の6つの郵便局の窓口で申告すれば、よいということです。

広瀬郵便局の増井恵理子局長

広瀬郵便局の増井恵理子(ますい・えりこ)郵便局長は、「地域の客に新しい風景印を押した郵便物を出していただき、全国の人に、陸奥宗光先生を知ってもらいたい。手紙を書く機会が減っているので、『是非、風景印を押して出したい』という人が増えてほしい」と話しました。

実行委員会の臼井副会長は「風景印が世界に発信できるのは日本ならではのこと。楽しんでもらえれば」と話しました。

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