湯浅町でひなめぐり始まる、16日には筝曲演奏会も
2025年03月04日 19時22分
醤油香る古い町並みが残る湯浅町で、ひな人形や吊るし雛(びな)を飾り、観光客や町歩きの人たちを迎える「ひなめぐり」が始まりました。

これは、NPO湯浅まちなみの会が開催している「第12回湯浅まちなみひなめぐり」で、町内の国指定・重要伝統的建造物群保存地区を中心にした古い町家や商店、休憩所など21か所に、ひな人形や吊るし雛が飾られ、華やかで楽しい空間を作りだしています。
展示されているひな人形は、豪華な段飾りのほか、年代物の御殿(ごてん)飾りなどがあり、また、コロナ退散祈願から始まった吊るし雛も数が増え、湯浅のひなめぐりを特徴づけています。
湯浅町は醤油発祥の地として日本遺産に認定されるなど、醤油香る醸造の古い町並みが残っているとして、散策を楽しむ人たちに人気で、そんな中でのひなめぐりは、春めく季節とともに華やかさや楽しさをプラスしています。
「湯浅まちなみひなめぐり」は、来月(4月)5日まで開催され、いずれの会場も入場や見学は無料です。また、展示会場の一つの元醤油蔵・旧栖原家(すはらけ)住宅では、今月(3月)16日に、筝曲演奏会も開かれます。