高野町は持続可能な財政運営を念頭に新年度予算案を発表しきょう（３日）開会した高野町の３月定例会に提案しました。一般会計の予算額は４１億９千万円で、高野山学びの杜の工事が完成したり、２０２３年度の災害復旧工事が完了することなどから、前の年度（2024年）より１５億円５千万円近く減少しています。一方特別会計では、下水処理場の耐震化や、簡易水道の機器更新や診療所の医療機器更新などに取り組むための費用が増えましたが、特別会計全体では花坂地区の簡易水道事業が完了したため、３億７千万円余り減少しました。主な事業では、ほかの市や町と共同で行っている消防救急デジタル無線の更新に取り組んだり、富貴、筒香地区での地域交通を引き続き支援します。また高野山学びの杜中央公民館を活用し、地元の食材を使った料理の調理や試食を行う事業にも取り組むほか、観光交流相互協定を結んでいるネパールのルンビニとの締結１０周年を記念し互いの文化にふれあうイベントを行います。

このほか白浜、九度山両町と連携して広域観光にも引き続き取り組みます。