御坊市・150億円の新年度予算案

2025年02月28日 18時23分

政治

御坊市(ごぼうし)は、一般会計の総額で150億6156万円の新年度(2025年度)当初予算案を発表しました。前の年度(2024年度)より17億円、率にして13・2%増えていて、過去5年間で3番目の規模となっています。

児童手当拡充など扶助費の増加や、市議会棟の解体、総合運動公園のスケートパーク整備事業、水道料金減免など物価高騰対策が要因としています。

主な事業は、市役所新庁舎建設事業の新年度分として、市議会棟の解体や駐車場整備などに10億円、塩屋町(しおやちょう)の総合運動公園のパターゴルフ場をスケートパーク場に改修する事業費として、スポーツ振興くじの助成を見越した上で1億6413万円を計上しています。

また、2029年度の完了を目指す斎場改修事業の新年度分として、火葬炉設備の改修工事などに1億5488万円、小・中学校とは別に、独自に幼稚園と保育所の児童の給食費も完全無償化する事業費として1724万円、妊婦の国の支援給付金に上乗せして、妊娠1回あたり10万円を支給する事業費に1200万円を計上しています。

このほか、内水浸水想定区域ハザードマップの作成や、消防救急デジタル無線更新事業、健康マージャンの全国大会開催、高齢者の帯状疱疹ワクチン接種なども行うとしています。

三浦源吾(みうら・げんご)市長は「定額減税の終了による市税の増収や地方交付税の増加が見込まれるが、可能な限り歳出抑制に努めるとともに、真の市民サービス向上に資する財源の重点化を図り、持続可能な行財政運営を進める」と話しています。

御坊市の新年度当初予算案は、3月7日に開会する3月定例市議会に提出される予定です。

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