田辺市・483億円の新年度予算案

2025年02月20日 18時47分

政治

田辺市は、一般会計の総額で483億9千万円の新年度(2025年度)当初予算案を発表しました。

前の年度(2024年度)より39億円、率にして8・9%増えていて、過去最大となった2023年度に継ぐ規模となっています。人件費と扶助費の増加のほか、万呂(まろ)地区の浸水対策事業費や、消防通信指令システムの整備費などが要因としています。

市役所新庁舎の整備と田辺スポーツパーク陸上競技場の改修が終わった一方で、消防通信指令システムや、白浜消防署と共同ではしご付き消防車の整備など消防費に43億4500万円、万呂地区の浸水対策事業費の2年目となる新年度分に14億7230万円、災害復旧費用に6億4830万円、紀南文化会館改修の新年度分として実施設計費用8624万円などを計上しています。

このほか、市町村合併20周年記念式典の開催や、小・中学校の給食費無償化、大阪・関西万博での田辺市の発信、女子野球全国大会の開催補助、それに、高齢者などの熱中症対策として“涼み処(すずみどころ)”の提供などにも取り組むとしています。

田辺市の真砂充敏市長

真砂充敏(まなご・みつとし)市長は「人口減少問題への対応を根幹に、未来志向へのまちづくりを行う」と話しています。

田辺市の新年度当初予算案は、今月(2月)26日に開会する3月定例市議会に提出される予定です。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55