2月県議会開会・6138億円の新年度予算案など提出
2025年02月20日 18時48分
和歌山県は、給食費無償化などの子育て支援や、熊野白浜リゾート空港の利用促進、能登半島地震の教訓を踏まえた防災減災対策強化などの事業費を盛り込んだ、一般会計の総額で6138億円にのぼる新年度(2025年度)当初予算案を、きょう(2月20日)開会した2月定例県議会に提案しました。
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新年度の当初予算案は、前の年度(2024年度)より142億円少なくなっていますが、規模は過去3番目となっています。
重点施策は「こどもまんなか社会の推進」「成長産業の創出」「農林水産業・観光産業をはじめとする地域産業の強化」「人口減少下におけるまちづくり」「安全安心で心豊かに暮らせる社会づくり」の5つの柱から構成されていて、学校給食費の無償化や、宇宙関連事業の創出、熊野白浜リゾート空港の国際線誘致や利用者増、滑走路延伸への取り組み、大規模災害時の応援受援体制の強化などに取り組むとしています。
6138億円のうち歳入は6064億円で、県税収入は前の年度を上回る見込みですが、コスモパーク加太対策関連など基金の繰入金が減少しています。
歳出は、土地開発公社借入金の返済経費や国直轄道路の整備費用、台風などの災害復旧費が減少している一方で、職員給与の増額などによる人件費の増加や、金利の上昇に伴う公債費の増加などで74億円が不足し、県債管理基金を取り崩して充てています。
2月定例県議会は3月18日までの27日間の日程で開かれ、一般質問は3月4日から7日までと3月10日の5日間、予算特別委員会は3月11日と12日の2日間、13日からは常任委員会、そして、17日と18日に再び本会議が開かれます。
和歌山放送では、県議会の一般質問と予算特別委員会、それに最終日18日の本会議のもようを、その日の午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。