岸田前総理襲撃事件判決公判・懲役10年の判決

2025年02月19日 12時22分

事件・事故社会

おととし(2023年)和歌山市で、岸田文雄前総理大臣の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂などの罪に問われた男の裁判員裁判の判決公判が、きょう(2月19日)和歌山地方裁判所で開かれ、懲役10年の判決が言い渡されました。

判決公判の法廷(※代表撮影・2月19日・和歌山地方裁判所)

木村隆二(きむら・りゅうじ)被告25歳は2023年4月、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、衆議院選挙の応援に訪れていた岸田前総理大臣らを殺害する目的で、演説会場に手製の爆発物を投げて爆発させ、近くにいた警察官と聴衆の2人にけがをさせたとして、殺人未遂など5つの罪に問われました。

今月(2月)4日から始まった裁判では、人を害する目的や殺意の有無が争点となりました。

事件があった雑賀崎漁港の荷上場(2023年4月)

検察側は、現職の総理大臣を狙い、100人以上を無差別に巻き込んだ悪質なテロ行為であるとして、懲役15年を求刑していました。

一方被告は、火薬の製造や所持、選挙運動の妨害は認めているものの、殺意については否認していて、弁護側は傷害罪にとどまるとして、懲役3年が妥当だと主張していました。

判決で福島恵子(ふくしま・けいこ)裁判長は「身体加害目的や未必の殺意を伴うもので、模倣犯を防ぐためにも厳しく処罰する必要がある」と指摘した一方「本人なりに反省している。母親も更生支援の意向を示している」として、懲役10年の判決を言い渡しました。

木村被告は、裁判長をまっすぐ見つめ、微動だにせず判決理由を聞いていました。

傍聴券を求めて多くの人が並んだ

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