岩橋千塚古墳群の天王塚を公開、3月2日に/和歌山市
2025年02月18日 17時42分
和歌山市岩橋(いわせ)にある県立紀伊風土記の丘では、来月(3月)2日、整備中の天王塚(てんのうづか)古墳の石室(せきしつ)などを公開します。
天王塚古墳は、全長88メートルある岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群の中で最大級の前方後円墳で、6世紀中頃の首長墓(しゅちょうぼ)とされています。2016年10月に特別史跡に追加指定されたことから、県が公開に向けて整備工事を実施しているもので、今年度末に墳丘(ふんきゅう)の北半分が完了する見込みです。
これを受け、普段公開をしていない天王塚古墳の石室と墳丘の公開が行われます。公開は、3月2日の午後1時から4時までで、石室の見学は80人に限られ、解説も聞けますが、事前申し込みが必要です。紀伊風土記の丘の公式ホームページの申し込みフォームから、今月(2月)21日まで申請を受け付けていて、抽選で決定されます。
墳丘の見学は、申し込みの必要はなく、時間内に自由に見ることができます。いずれも見学は無料で、参加者は、現地・天王塚古墳に直接集合のこととなっています。
また、今回の公開に合わせ、天王塚古墳の整備工事に関するパネル展示が、この日(3月2日)から、4月13日まで、紀伊風土記の丘史料館のロビーで開催されます。こちらも見学は無料ですが、展示室に入場する場合は入館料が必要で、毎週月曜が休館となります。
