ANA羽田オーケストラ、紀の川市でコンサート/和歌山

2025年02月16日 20時24分

社会

パイロットやキャビンアテンダント、グランドスタッフなど、ANA(エーエヌエー)グループで働く社員有志でつくる「羽田(はねだ)オーケストラ」によるコンサートが、きょう(16日)午後、紀の川市の貴志川(きしがわ)生涯学習センター・かがやきホールで開かれました。これは、ホールの開館30周年を記念して開催されたもので、羽田オーケストラの和歌山県内での演奏は初めてです。

コンサートの様子(2月16日/紀の川市・かがやきホール)

このオーケストラは、東日本大震災からの復興を願って、2011年7月に、羽田空港で有志が演奏を披露したことがきっかけで結成され、「音楽に翼を」を合言葉に、全国の空港やイベントで演奏活動を行っています。

そして、今回の公演チケットは、受付開始からおよそ3分で予定枚数を終了する人気ぶりで、会場には、広島や新潟など、県外を含む、およそ500人が訪れました。

コンサートでは、葉加瀬太郎(はかせ・たろう)さんの作曲で、NHKの朝の連続テレビ小説でも知られる「ひまわり」や、広瀬香美(ひろせ・こうみ)さんの代表曲「ロマンスの神様」など6曲を演奏しました。

また、羽田オーケストラ初の取組として、地域とのつながりを目的に、交流会も行われ、観客からメンバーへの質問を受け付けたり、地元の貴志川中学校の吹奏楽部と一緒に演奏を披露したりと、楽しいひとときを過ごしました。

羽田オーケストラのメンバーで、ANAの客室乗務員の女性は「和歌山に就航していないので、馴染みがないのではと不安はありましたが、笑顔と拍手で迎えてくださり、安心して演奏できました。和歌山の皆さんとの絆が深まったのではないかと思います」と話していました。

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