みんてつ小学生新聞コンクール最優秀賞の小6男児・和歌山市駅で1日駅長に

2025年02月15日 16時25分

イベント交通教育社会

日本民営鉄道協会主催の第18回「私とみんてつ」小学生新聞コンクールで、最優秀の文部科学大臣賞を受賞した、和歌山市立伏虎(ふっこ)義務教育学校6年生の男子が、きょう(2月15日)南海和歌山市駅の1日駅長に委嘱され、様々な業務を体験しました。

特急ラピートの横で敬礼する1日駅長の引網惟斗くん(2月15日・南海和歌山市駅)

1日駅長に委嘱されたのは、伏虎義務教育学校6年の引網惟斗(ひきあみ・いと)くん12歳で、きょう午後、和歌山市駅の髙尾浩二(たかお・こうじ)駅長から委嘱状と、金色のラインが入った駅長帽を手渡されました。

文部科学大臣賞を受賞した引網惟斗くんの「南海電鉄新聞」(みんてつサイトより)

引網くんは、みんてつ小学生新聞コンクールに「南海電鉄新聞」と題して、南海沿線の歴史やまちづくり、加太線の「めでたい電車」のイラストなどを詳細に記し、読み応えのある内容が高く評価され、最優秀の文部科学大臣賞に輝きました。南海電鉄ではこれを記念して、引網くんを和歌山市駅の1日駅長に委嘱しました。

構内放送のアナウンスに挑戦した引網くん

引網くんは、駅の構内で案内放送をしたり、自動券売機の裏側を見たり、駅長室のイスに座るなど、普段は立ち入ることの出来ない場所を駅員の案内で見学し、興味深く説明に聞き入っていました。

特急ラピートの運転席に座る引網くん

また、和歌山市駅の車庫では、通常、南海本線では見られない関空特急「ラピート」の車両に乗り込み、運転席に座って操作ハンドルの説明を受けたり、車掌が行う車内放送のアナウンスを体験しました。

普通列車の安全を確認する引網くん

付き添いの妹と両親、祖父母、それに校長先生らが見守るなか、1日駅長体験を無事に務めた引網くんは「普段は降りられないような線路を歩いたり、ラピートの運転席に座って写真を撮ったりと、小学生最後に大きな賞を頂いて、このような体験をさせてもらえてとても嬉しいです」と満足そうに話していました。

引網くん(右)に委嘱状を手渡した和歌山市駅の髙尾駅長(左)

和歌山市駅の髙尾駅長は「和歌山の乗降客を増やしてもらえるような新聞づくりはとても有難い。我々も一緒に沿線を盛り上げたい」と話しています。

受賞作「南海電鉄新聞」を前に記念撮影

きょうの1日駅長体験に合わせて、和歌山市駅の構内には、引網くんの受賞作「南海電鉄新聞」が拡大して掲示されました。

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