和歌山から中国に返還されたパンダ「永明」死ぬ

2025年02月14日 18時12分

社会

日中共同繁殖研究のため来日し、白浜町のアドベンチャーワールドで16頭の子をもうけた雄のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」が先月(1月)25日に多臓器不全で死んだと、きょう(14日)中国四川省の「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」から発表されました。

32歳、人間に例えると100歳の高齢で、1月から食欲が落ちていたということです。

永明は1994年、日中共同繁殖研究のため来日し、アドベンチャーワールドであわせて16頭の子をもうけました。

「飼育下で自然交配し、子が生まれた世界最高齢のパンダ」として知られ、2023年2月、パンダの保全や繁殖研究のため、双子の桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)と共に返還されていました。

繁殖研究基地は「パンダの国際保護協力に新たなページを開いた」とたたえ「別の世界でのんびりと竹林を歩き、日光浴をしてほしい」と別れの言葉を贈っています。

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