有田市新年度予算案・少子化や防災対策に重点

2025年02月14日 18時15分

政治

有田市(ありだし)は、少子化対策や大規模な防災対策などに重点を置いた新年度(2025年度)予算案を発表し、今月(2月)20日に開会する2月定例市議会に提案します。

新年度予算案を発表する有田市の玉木市長

一般会計の総額は210億円で、小学校跡地に認定子ども園などの複合施設を整備する事業に本格的に着手することや、大雨の被害を受けた農業施設などの復旧工事の費用などが増えたため、前の年度(2024年度)よりおよそ3億円増えました。

このほか、新年度の主な事業は、今後3年間で小学校の体育館に空調を設置し、災害時の避難場所としても活用する事業に着手したり、災害時の事前復興計画の策定を受け、具体的な行動内容を検証したりします。

また、特別会計を活用して、建設中の新しい市立病院の建設工事を進めていくことにしています。

このほか、大阪・関西万博で他府県の自治体と共同で、地元の食材を使ったおにぎりブースを出店したり、インバウンド観光客に向けた情報発信にも取り組みます。

去年の秋に就任した玉木久登(たまき・ひさと)市長は「少子化や子育て支援を充実させるとともに、進行中の大規模なプロジェクトに着実に取り組む」と新年度予算を総括しました。

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