和歌山市1600億円の過去最高額の新年度予算案発表、19日開会の市議会2月定例会に提案へ
2025年02月12日 15時46分
子育てやインフラ整備などに重点を置き成長と福祉の好循環あるまちづくりに取り組もうと、和歌山市は新年度予算としては過去最高額の1600億円の予算を組み、今月(19日)開会する市議会に提案します。
和歌山市の予算は3年連続収入と支出のバランスがとれた予算となっていて、児童手当や障害福祉サービスの給付が拡充するなど福祉関係の支出が増加しましたが、使い勝手の良い国の補助や、民間投資などを活用しながら収支のバランスを図りました。主な事業は2月補正予算と合わせ2026年度から市立中学校で給食を開始するための調理センターの建設や、新生児聴覚検査費用の助成、月10時間をめどに子どもを一時的に預かる保育制度を2つの保育園で行います。また老朽化した水道管の更新をこれまでより3割以上前倒ししたり、人工衛星の画像を基に漏水個所を調査するほか乗降客が県内に3番目に多いJR紀伊駅前の整備や鳴神地区にコミュニティーセンターを整備していくことにしています。防災面では、被災時の安否確認に役立つ安全確認のための 黄色の布を全世帯に配布するほか避難所としても活用するため小学校の体育館の空調工事にも着手します。このほか、物価高対策としてプレミアム商品券を発行したり、2月補正予算と合わせて非課税所得世帯に一世帯当たり3万円を給付するなど物価高対策も行います。和歌山市の新年度当初予算案は今月19日に開会する市議会2月定例会に提案されます。和歌山市議会は、きょう(12日)議会運営委員会を開き、2月定例会を今月(2月)19日に開会し、来月17日までの27日間の会期とすることを申し合わせました。
