SNS型投資詐欺相次ぐ
2025年02月10日 17時31分
コミュニケーションアプリやインターネットを通じて知り合った人物から投資話を持ち掛けられ、暗号資産を騙し取られるSNS型投資詐欺事件が相次ぎ、警察では捜査を行うとともに注意を呼び掛けています。
警察によりますと、岩出市に住む30歳代の男性は去年12月、コミュニケーションアプリで金融アナリストを騙る人物と知り合い、SNSでやり取りをする中で暗号資産の取引を誘われ、数回にわたって相手の指定するサイトに総額163万円相当の暗号資産を支払ったもので、儲けが出たため、現金で引き出そうとしたところ、「マネーロンダリング対策などのため20パーセントの振り込みが必要」などと言われて不審に思い、警察に届け出て、きょう(10日)までに被害に遭ったことがわかりました。
また、和歌山市に住む60歳代の女性は、インターネット上の著名人の写真が載った投資に関する広告に個人情報を入力すると電話があり、暗号資産の投資を勧められ去年11月から今年1月にかけて数回にわたって総額およそ400万円相当の暗号資産を送金したもので、儲けが出たため、利益分を引き出そうとしたところ、「手数料がかかる」などと言われて被害に気付き、警察に届け出ました。
警察では、「投資をすれば儲かる」や「言うとおりにすれば必ずもうかる」などといった電話やメールがあれば、行動する前に和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508・878で確認するよう呼び掛けています。