和歌山市内の８０代の女性から現金３００万円をだまし取ろうとした１７歳の女が捜査中の警察官に見つかり和歌山北署員に逮捕されました。県内では２件の特殊詐欺事件が発生していて警察は関連も含め調べています。

捕まったのは自称１７才の無職の女です。警察によりますとこの女は、きのう（７日）何者かと共謀して被害者の女性から息子の示談金目的として３００万円をだまし取ろうとしましたが、警戒中の警察官に見つかり逮捕されました。

この女は容疑の一部を否認しています。県内では「息子が女性を妊娠させてしまい示談金がいる」と言って１００万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しているほか、「不倫で女性との示談金がいる」などと言って菓子折りが入った現金１００万円入りの紙袋をだまし取る特殊詐欺事件が発生しています。警察は別の特殊詐欺事件にかかわった女を探していたところ手配中の女とよく似た女を見つけたもので、今回の事件が明るみになりました。県警はほかの事件との関連も調べています。

県内では息子を名乗る従来型の特殊詐欺事件が相次いでいることから県警はロマンス型詐欺などと合わせて県民に重ねて警戒を呼びかけています。息子を名乗り現金を要求する電話や、一度も会ったことのない異性などから金が儲かるといった投資話を持ちかける電話やSNSの情報は特殊詐欺を疑っていったん電話を切って本人に再度確認したり、警察に相談することが重要です。県警の相談フリーダイヤルは０１２０-５０８-８７８です。