紀美野町消防本部で上司が部下の胸ぐらつかみ減給処分
2025年02月05日 19時08分
紀美野町消防本部内の消防署で、去年(2024年)10月、51歳の副署長の男性が、部下で30代の男性消防隊員の勤務態度を注意した際に、飛びかかって胸ぐらをつかむ暴行をしたとして、きょう(2月5日)付けで、減給処分を受けました。副署長は「注意した時に、ふてくされて反発されたと勘違いしてしまった」と話しているということです。
紀美野町消防本部の調べによりますと、2024年10月19日の午前8時25分ごろ、副署長が部下で30代の男性隊員に勤務態度を注意しましたが、副署長は男性隊員がふてくされて反発したような態度をとられたものと勘違いし、隊員に飛びかかり胸ぐらをつかんだということです。
直後に2人は謝罪しその場は収まりましたが、後日、紀美野町のサイトに公益通報があり、改めて消防本部が双方から事情を聴き、地方公務員としてふさわしくない行動だとして、きょう付けで副署長を「減給10分の1」4か月の懲戒処分にしたものです。あわせて管理監督責任を問い、家本宏(いえもと・ひろし)消防長を町長厳重注意、消防署長を消防長厳重注意処分にしました。
家本消防長は「町民や関係者の信頼を著しく失墜させ、心より深くお詫び申し上げる」とコメントし、再発防止や綱紀粛正に努める方針を示しました。