下水道陥没・和歌山県内で緊急点検対象箇所なし「小規模の下水施設も異常なし」
2025年02月04日 11時59分
埼玉県八潮市で県道が陥没してトラックが転落した事故からきょう(2月4日)で1週間が経ち、この間、政府が全国の下水道管理者に対して同じような箇所の緊急点検を行うよう要請しましたが、和歌山県の岸本周平知事は、けさの定例記者会見で「和歌山県内に緊急点検の対象となる下水道施設はなく、県が管理する小規模な下水道でも異常は見られなかった」と説明しました。
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政府は、八潮市の陥没事故を受け、全国の下水道施設のうち、最大処理量が30万立方メートル以上の処理施設に接続し、下水管の口径が2000ミリ以上の施設の管理者に対して、緊急点検を行うよう要請しました。
和歌山県内では、県や市町村が管理する下水道施設にこの基準の規模のものはありませんが、県では、県・下水道公社が管理する伊都(いと)地域と那賀(なが)地域の広域下水道について、職員が目視で点検を行った結果、下水道の上の道路のひび割れなど、とくに異常は見られなかったということです。
岸本知事は「県・下水道公社では、口径が80センチ以上の下水管には人が入って、それ以下の口径の下水管にはカメラを使って、きちんとした点検を随時行っている」と話しています。