縁起酒「立春朝搾り」・中野BCから出荷
2025年02月03日 12時40分
立春のきょう(3日)、海南市の酒造メーカー・中野BCでは立春の朝に搾ったばかりの新酒をその日のうちに出荷する「立春朝搾り」が行われました。
「立春朝搾り」は日本名門酒会の呼びかけで1998年から行っているもので、今年は全国35都道府県の41の蔵元からおよそ27万本の酒が出荷されました。
和歌山県内から唯一参加している中野BCでは午前5時ごろから純米吟醸酒「超久」の醪から搾った、搾りたての新酒の瓶詰めが行われました。


その後、お酒に関わる全ての人の無病息災などを祈願するお祓いを受け、およそ4000本が27の日本名門酒会加盟店に引き渡されました。

武田博文杜氏は「猛暑の影響で米が固く、作りにくい中ではあったが、酸味がしっかりとでたキレのいいお酒に仕上がった。年に1回しか飲めないお酒なので飲み比べなど色々な形で楽しんでいただければ」と今年の仕上がりをPRしました。

日本名門酒会・本部の稲葉達也さんは、「技術力がないと作れない、杜氏泣かせの酒です。今年もパワーみなぎるお酒になっていると思います」と話していました。