巨岩から大綱引く神事、三重・熊野、花窟神社

2025年02月02日 15時50分

歴史・文化

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道(みち)」を構成する三重県熊野市の花窟(はなのいわや)神社できょう(2日)、春の例大祭が行われ、長さ170メートルの綱をご神体の巨大な岩から神木に架け渡す「お綱かけ神事」が営まれました。綱を引くと神の恵みが授かるとされていて、大勢の参拝客が参加しました。

花窟神社のご神体は、高さ45メートルの巨大な岩で、きょうは氏子7人が、長さ170メートルの綱の端を岩の頂上付近の木に結び付けました。その後、多くの参拝客が力を合わせて綱を近くの海岸まで引っ張り、松林の中にある神木にかけていました。

東京から訪れた60代の女性は「綱に触れると神様と一体になる感じがしました。とても楽しかったです」と話していました。

この神事は毎年2月と10月の例大祭で行われます。

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