生まぐろフェス最終日、高校生発案のカレーコンテストも/和歌山・那智勝浦町
2025年02月02日 13時56分
那智勝浦町で、1週間にわたって開かれた「生まぐろフェス」が、きのう(1日)最終日を迎え、多彩なイベントや出店でにぎわう中、漁港近くの特設会場で、地元高校生の発案による「まぐろカレーグランプリ」が開催され、フィナーレを盛り上げました。

これは、新宮市にある県立新翔(しんしょう)高校の呼びかけで実現したもので、新翔高校のほか、那智勝浦町内のホテルや飲食店など、あわせて4チームが、味を競いました。会場では、各チームが30食限定で、自信のまぐろカレーを販売し、客が味などを10点満点で評価して投票しました。この結果、ホテル浦島が優勝し、新翔高校は2位となりました。
参加した新翔高校2年の浅山陽心(あさやま・ひいろ)くんは「とても良い経験になった。地元とのつながりの大切さを強く感じた」と話し、奥田健太(おくだ・けんた)教諭は「生徒たちが嬉しそうにカレーを作って販売していたので、将来に向けてとても良い学習になったと思う」と、成果を感じた様子でした。そして、生徒たちは、「来年もあれば必ず出場したい」と、意欲をみせました。
アドバイザーをつとめたホテル浦島の松下哲也(まつした・てつや)社長は、「今後、もっと参加店を増やし、まぐろカレーを那智勝浦の名物にしていきたい」と熱く語りました。
「生まぐろフェス」は、生まぐろの水揚げ日本一の那智勝浦町が、勝浦産のまぐろを満喫してもらおうと、去年(2024年)に続いて開催したもので、漁港近くの飲食店などが、お得な共通クーポンを販売したり、スタンプラリーやはしご酒、抽選会などのイベントを1週間にわたって展開しました。そして、最終日のきのうは、勝浦漁港にぎわい広場やその周辺の特設会場で、飲食店がブースやキッチンカーで出店し、生まぐろやまぐろを使ったメニューなどを販売、また、まぐろ解体ショーやクイズなどのステージイベントも行われました。