島精機2025年3月期の連結業績予想を下方修正、主力市場の設備投資伸び悩みや為替差損などで
2025年02月01日 18時36分
和歌山市に本社のある自動横編み機メーカーの島精機製作所は、主力市場のバングラデシュで市場の回復が遅れていることや海外主力市場の設備投資が伸び悩んでいることから2025年3月期の業績連結予想を下方修正することをきのう(1月31日)発表しました。
それによりますと下方修正の要因は、主力市場のバングラデシュの政情不安で市場の回復が遅れていることや、世界的な景気の減速で中国やイタリアといった主力の市場で設備投資が遅れていることに加え、円高による為替差損の増加や一部取引先の債権回収に伴う貸倒引当金などの費用が増えたためです。
この結果、島精機の2025年3月期の連結業績予想は売上高320億円で本業でのもうけを示す営業利益が114億円の赤字、経常利益も112億円の赤字の見通しです。これに伴い期末配当は1株当たり10円から5円に減額することを決め、1株当たりの通期の配当は合わせて10円となります。