和歌山市が公共下水道を点検
2025年01月31日 17時35分
埼玉県八潮市(やしおし)の下水道管の破損が原因とみられる道路の陥没事故を受けて、和歌山市はきのう(30日)から、市内の公共下水道の点検を行っています。
市によりますと、きのうは、市内の3本の基幹下水道、延長90キロについて、道路の陥没やマンホールのふたが壊れていないかなどを目視で確認しました。また、きょう(31日)から、市内29の重点箇所で、マンホールのふたを開けて、職員が下水道管の水の流れや異変がないかを確認しています。調査地点は、地形や下水道の形状などから、下水をポンプで汲み上げて流れを変えたりする必要がある場所で、硫化水素が発生しやすく、管(くだ)が腐食する恐れがあるためです。
和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「一度点検しても、一年経つと状況が変わっていることがある」として、今回、国の検査対象になっていないにもかかわらず点検した経緯を説明しました。
和歌山市内では、2019年5月に、下水道管の損傷が原因とみられる道路の陥没事故があり、道路端に寄ったトラックが脱輪する事故がありました。