前首相襲撃、動機解明は、和歌山地裁、2月4日初公判
2025年01月31日 17時59分
おととし(2023年)、和歌山市で岸田文雄(きしだ・ふみお)前首相の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂など5つの罪に問われている木村隆二(きむら・りゅうじ)被告25歳の裁判員裁判が、来月(2月)4日から和歌山地裁で始まります。
関係者によりますと、被告は逮捕後から黙秘を続け、裁判では投げ込んだ行為は争いませんが、殺意を否認するとみられ、動機がどこまで解明されるのか、注目されています。
起訴状などによりますと、木村被告は、2023年4月15日、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、衆議院和歌山1区補欠選挙の応援に訪れていた岸田前首相らを殺害する目的で、手製の爆発物を演説会場に投げて爆発させ、近くにいた警察官や聴衆の2人に軽傷を負わせたなどというものです。
裁判は、初公判を含め4回実施され、19日に判決が言い渡される予定です。