難病患者・障害者の集い~わたしたちは人りじゃない!発会式/和歌山
2025年01月31日 17時57分
和歌山県内の障害者団体や難病患者の団体が垣根を越えて結集し、行政と連携してよりよい社会のあり方を訴えていくグループを発足させ、きょう(1月31日)和歌山県庁で発足会を開きました。
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このグループは「難病患者・障害者の集い~わたしたちは人(ひと)りじゃない!」という名称で、和歌山県身体障害者連盟や県・難病団体連絡協議会をはじめ、和歌山県と和歌山市の福祉保健関連部署などの協力で成り立っています。


県庁・北別館で開かれた発足式には、身体を動かすのに必要な筋肉が徐々に痩せて力が入らなくなる難病・ALSの患者で、集いの世話人を務める和歌山市の北畑達哉(きたばた・たつや)さんや、企画と相談役を務める県議会の森礼子(もり・れいこ)議員、それに各団体や県と市の職員らが出席し、それぞれ、発足にあたっての意気込みや抱負を語りました。

世話人の北畑さんは「去年(2024年)ALSのドキュメンタリー映画の上映会を開き、多くの障害者や難病患者が参加したのを見て、お互いに色々と話し合える集まりが作れると確信し、行政や議員の協力を得て発足させました。あまり堅苦しくせず、カレーライスなどを作って一緒に食べながら、お互いの悩みや希望を話し合い、行政も一緒に輪になって、障害者や難病患者がいきいきと暮らせる社会をつくりたい」と話しています。
集いでは、今後、患者の支援や話し合い、啓発活動などを積極的に繰り広げる方針です。