自民和歌山県連・政治資金収支報告書不記載・嫌疑の3氏不起訴
2025年01月29日 19時03分
2019年から2022年分までの、自民党和歌山県連の政治資金収支報告書に収支を記載していないとして、当時の県連幹部3人を政治資金規正法違反で和歌山地方検察庁に告発していた市民オンブズマンわかやまは、今月(1月)23日付けで、3人とも不起訴となったことを明らかにしました。
市民オンブズマンわかやまでは「不記載は明らかなはずなのに、嫌疑不十分は納得できない」として、不服の申し立ても視野に今後の対応を検討するとしています。
オンブズマンでは、自民党県連の当時の会長だった元・衆議院議員の二階俊博(にかい・としひろ)氏と、当時の県連の会計責任者だった県議会議員の吉井和視(よしい・かずみ)氏と山下直也(やました・なおや)氏の3人を、政治資金報告書の収支が不記載だとして、去年(2024年)7月、政治資金規正法違反で和歌山地検に告発していました。
その後、和歌山地検は、今月(1月)23日、二階氏は「嫌疑なし」、吉井氏と山下氏を「嫌疑不十分」として、いずれも不起訴にしました。
これを受け、市民オンブズマンわかやまの畑中正好(はたなか・まさよし)事務局長は「不記載は明らかなはずなのに、嫌疑不十分は納得できない」とコメントし、不服の申し立ても視野に検討する考えを示しました。