和歌山市で今年も自動運転バスの実証運行開始

2025年01月29日 19時03分

交通

和歌山市は、きょう(29日)から、JR和歌山駅から和歌山城を経由しJR和歌山駅に戻るおよそ5.3kmのルートで自動運転バスの実証実験をスタートしました。

今年実証運行される自動運転バス

これは和歌山市が路線バス事業者などの乗務員不足への対策や観光客の移動手段の確保、まちなかのにぎわい創出のため、NTTビジネスソリューションズや和歌山バスなどと連携して実施するものです。

実証運行は昨年(2024年)2月にも行われていて、今回が2回目です。

実証運行を前に、きょう(29日)午前、和歌山城公園では出発式が行われました。

和歌山市の尾花正啓市長は挨拶で、「車体には紀州てまりがラッピングされていて楽しく乗っていただけると思う。またバスはEV車であり、環境にも優しい。この機会にぜひ近未来の乗り物を体感していただければ」と話しました。

挨拶する尾花市長

自動運転実証事業者のNTT西日本和歌山支店の岩元豊明(いわもと・とよあき)支店長は、「この実証運行を地域課題を解決していく重要な一歩としたい。和歌山県内他のエリアにも広めていき、皆様の地域課題の解決に貢献できれば」と挨拶しました。

挨拶する岩元支店長

出発式の後には、尾花市長らが自動運転バスに試乗し、乗り心地を確かめました。

試乗後、尾花市長は、「ブレーキもスムーズで快適だった」と語りました。

試乗する尾花市長

自動運転バスの実証実験は、来月(2月)9日・日曜日までの12日間行われ、予約アプリ「バスきて」から事前申し込みが必要です。料金は無料です。

乗車人数に限りがあるため、予約は先着順となっています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55