特殊詐欺被害相次ぐ、和歌山市内で高齢者の男性被害/和歌山県警

2025年01月29日 10時41分

社会

和歌山市でも特殊詐欺の被害が相次いでいますが、新たに和歌山市内の70代の男性が警察官を名乗る男の電話を信じ、キャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

警察によりますと、この男性は今月28日の夕方、自宅に警察官を名乗る男から「詐欺事件の犯人を捕まえたところ口座を持っていた。裁判所に持って行く必要があるのでキャッシュカードを取りに行く」という、うその電話がありました。

男性はこれを信じ、電話がつながった状態で待機していたところ、警察官を名乗る別の男がキャッシュカードを受け取りにやってきたため、カードを渡してしまいました。「カードに、はさみを入れます」とか、電話をつながった状態にさせて、ほかに連絡させないようにさせるなど手が込んでいて、その後、男性は親族に相談して被害に遭ったことに気が付きました。

警察はキャッシュカードを取りに行って裁判所に届けるなどということは絶対しないので、こうした電話がかかってきたときはまず詐欺を疑い、電話を切って警察に相談することを呼びかけています。警察の特殊詐欺防止専用ダイヤルは0120-508-878で相談に応じています。

県内では特殊詐欺の被害が相次いでいて、警察は市民に警戒を呼びかけています。

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