遊漁船から男性1人が転落し、死亡/和歌山・日ノ御崎沖

2025年01月26日 19時32分

事件・事故

きょう(26日)午後、美浜町沖の遊漁船から、大阪の77歳の男性が海に転落し、死亡しました。

きょう午後1時すぎ、美浜町沖の遊漁船の船長から、「客の釣人1人が行方不明になった。海に転落したかもしれない」と118番通報がありました。

このため、田辺海上保安部の巡視船艇や関西空港基地のヘリコプターが現場海域に向かい、捜索をしていたところ、午後3時前に、日ノ御崎(ひのみさき)灯台の南西およそ7キロの海上で、救命胴衣を着けた男性が海に浮かんでいるのを見つけ、ヘリに引き揚げました。男性が、心肺停止状態だったため、心肺蘇生措置を実施し、救急車に引き継いで、白浜町内の病院に搬送しましたが、まもなく、死亡が確認されました。死亡したのは、大阪・富田林市の77歳の男性です。

調べによりますと、遊漁船には、船長と釣り客5人が乗り、きょう午前5時頃に、美浜町の濵ノ瀬(はまのせ)漁港を出港、美浜町沖で釣りなどをしたあと、午後1時前に帰港しましたが、客の男性1人が船内にいないことに気がつき、捜索のため再び出港するとともに、通報したということです。

事故当時の天候は晴れで、北の風12メートル、浪の高さは2メートルでうねりがありました。また、見通しは10キロ以上あり、気温は10度、海水温度は13・7度でした。田辺海上保安部で、事故の原因や詳しい状況などを調べています。

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