【高校野球】センバツに、智辯和歌山と市立和歌山、和歌山から2校出場
2025年01月24日 20時05分
第97回センバツ高校野球大会の出場校を決める選考委員会が、きょう(24日)、大阪市内で開かれ、和歌山県からは、去年(2024年)秋の近畿大会で準優勝の智弁和歌山と、ベスト4に残った市立和歌山の2校の出場が決まりました。
和歌山市冬野(ふゆの)にある智辯学園和歌山高校では、野球部員がグラウンドでタブレットを囲んで、選考の行方を見守り、出場が決まると、一様に安堵の表情を見せました。智辯和歌山は、2年ぶり16回めのセンバツ出場です。
宮口裕司(みやぐち・ゆうじ)校長は、選手を前に「夏に悔しい思いを残してきたので、甲子園でそれを取り返してきてほしい。甲子園には魔物も、勝利の女神も棲んでいる。勝利の女神の心を動かすのは、日々の練習。期待しています」と激励しました。
中谷仁(なかたに・じん)監督は「ピッチャーを中心とした守りで日本一を目指したい」と抱負を述べ、山田希翔(やまだ・まれと)主将は「今年のチームはピッチャーが安定しているので、バッティングでがんばることがポイント」と話し、目標は「日本一」としました。
一方、和歌山市六十谷(むそた)の和歌山市立和歌山高校では、野球部の部員がグラウンドに集合し、選考発表を見守り、発表されると、互いに握手を交わし、3年ぶり9回目のセンバツ出場を喜びあっていました。
半田真一(はんだ・しんいち)監督は、「自分たちで、選抜出場を勝ちとった甲子園で、力が発揮できるよう、準備をしっかりしていく。ピッチャーを中心に、守りから攻撃につなげるというチームなので、しっかりした野球をして、1戦1戦勝ち進みたい」と話し、喜びをかみしめていました。
一方、川邉謙信(かわべ・けんしん)主将は、「選抜出場を目指してきたのでうれしい。ベスト4に入りを目標に頑張りたい。多くの人の協力があって、甲子園という大舞台で戦えるので、熱い戦いがしたい。楽しみです」と話しました。
センバツ大会への和歌山県勢の2校出場は、去年の耐久と、21世紀枠の田辺に続き、2年連続となります。
第97回センバツ高校野球大会は、3月7日に、大阪市の毎日新聞本社で組み合わせ抽選が行われ、3月18日から、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕します。