節分縁起物、仕上げ最盛期、熊野速玉大社の「吉兆」/和歌山
2025年01月24日 16時39分
新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で、節分を前に、柳の小枝に彩り豊かな飾りを付けた縁起物の「吉兆(きっちょう)」作りが最盛期を迎えています。
きょう(24日)は、巫女(みこ)2人が「もち花」と呼ばれるピンクや黄、白の小さな球や、小判、さいころなどの飾りを丁寧に取り付けて、仕上げました。
吉兆は、良いことの兆しという意味で、柳の枝は生命力があり、福の神が宿ると伝えられ、節分の日に家に飾ると幸福が訪れると信じられています。
神職の浜中孝成(はまなか・たかなり)さんは「皆さんに福の神が訪れ、良い年になるようにと祈っています」と話しました。吉兆は大小2種類あり、大社では、あわせておよそ千本を用意し、大は3500円、小は2000円で、郵送でも購入できるということです。