直行循環バス「熊野三山ライナー」実証実験、21日から/和歌山

2025年01月19日 17時52分

交通社会経済

熊野御坊南海バスは、新宮市と田辺市、それに那智勝浦町と協働し、あさって(21日)から、来月(2月)5日までの16日間、直行循環バス「熊野三山(くまのさんざん)ライナー」の実証運行を実施します。

これは、国土交通省の「共創・MaaS(マース)実証プロジェクト」として実施するもので、熊野三山を中心に熊野エリアに点在する観光地を、乗り換えることなく直行で巡る新たな循環バスを運行することで、国内外の観光客の利便性と観光時間効率の大幅アップが期待されるとともに、この地域の2次交通不足を解消し、地域住民の安全で安定的な交通網の確保を目指すとしています。

コースは、田辺市本宮町の熊野本宮大社、新宮市の新宮駅、那智勝浦町の紀伊勝浦駅を拠点として、その間の温泉郷や道の駅、観光名所などを巡ります。車両は、快適性を考慮し、1車両最大50人の座席定員制の観光バスが使用され、1日3往復運行されます。運賃は、中学生以上が最大3千円で、小学生以下は半額です。乗車チケットは、原則として、乗車時にバス車内での購入となり、予約はできません。

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