「下津の蔵出しみかん」大阪青果市場で販売セレモニー
2025年01月16日 18時15分
海南市下津町(しもつちょう)の特産「蔵出しみかん」の出荷が本格化するなか、けさ(1月16日)大阪市の青果市場で、JAながみねや海南市の関係者らが販売セレモニーを行い、下津の蔵出しみかんをPRしました。
セレモニーは午前8時前から、大阪市福島区の大果(だいか)大阪青果の果実売り場で開かれ、海南市の塩崎貞男(しおざき・さだお)副市長やJAながみねの柑橘部会の役員らが、蔵出しみかんの魅力や販売促進を呼びかけました。
このあと競りが行われ、木箱に詰められた蔵出しみかんが卸業者らに競り落とされました。
蔵出しみかんは海南市下津町特産の熟成みかんで、毎年12月に収穫された温州(うんしゅう)みかんを木造・土壁の蔵の中で木箱に詰めて熟成させ、甘みと酸味のバランスが良くなるまで貯蔵したもので、雪国の北海道や北陸、それに関東などに出荷されています。
下津ではおよそ400年前から行われていて、持続性の高い農業システムを続けていることから、”下津蔵出しみかんシステム”として、2019年に農林水産省から日本農業遺産に認定されました。