「本州最南端の火祭り」18日に串本町潮岬で/和歌山
2025年01月07日 17時32分
串本町潮岬(しおのみさき)で、今月(1月)18日、「本州最南端の火祭り」が行われます。これは、南紀串本観光協会などが、毎年この時期に開催している望楼(ぼうろう)の芝焼きを中心としたイベントで、この地域の早春の風物詩となっています。
枯れた芝を焼くことで、害虫を駆除するとともに、新芽の育成を促す目的で行われるものですが、およそ10万平方メートルの芝生に広がる炎がつくる幻想的な景色を目当てに、毎年多くのカメラマンや見物客が訪れます。
当日は、午後1時から、串本町潮岬の望楼の芝で、地元の物産販売などが始まり、午後4時半からは、名物のトビウオのつみれ汁「しょらさん鍋」の振る舞いなどのほか、地元の民謡や友好関係にあるトルコの民族舞踊の披露が行われます。
そして、日没の午後5時15分から式典やもちまきが行われ、5時半には、串本古座高校弓道部員が放つ火矢などによって、芝に点火されます。火は、またたく間に、望楼の芝全体に広がり、1時間ほどで、芝焼きは終了します。
なお、18日が悪天候などの場合は、1週間後の25日に延期されます。