和歌山県学習到達度調査・思考力や表現力などに課題
2025年01月06日 18時41分
去年(2024年)10月に和歌山県内の小学4年生と5年生を対象に行われた、和歌山県学習到達度調査の結果がこのほど公表され、知識と技能を問う問題はおおむねできている一方、思考力や判断力、表現力、記述式の問題には、依然として課題がある結果となりました。
今回の調査は、県内の小学校と義務教育学校、特別支援学校小学部の225校で行われ、4年生・およそ6500人、5年生・およそ6370人が参加し、国語と算数のほか、5年生は理科も行われました。
その結果、漢字の読みや計算など基本的な知識を問う問題で正答率が高かった一方で、文章や資料などから情報を取り出して考えたり、根拠となる理由を答える問題に課題がみられました。
県教育委員会・義務教育課では、形式的な学習指導にとどまるのではなく、身に付けた知識や技能を活用し、それを表現する機会を積極的に取り入れた授業づくりを進めていく必要があるとして、評価テストの配信や、補充学習、家庭学習用教材の配信など、学習機会の拡充に努める方針です。