オスのラッコ「リロ」死ぬ、アドベン生まれ、国内2頭に/福岡・和歌山

2025年01月05日 11時19分

社会

福岡市の水族館「マリンワールド海の中道(うみのなかみち)」は、飼育していた雄(オス)のラッコ「リロ」が、きのう(4日)朝に、死んだと発表しました。「雄としては高齢」とされる17歳でした。

三重県の鳥羽(とば)水族館によりますと、これで、国内で飼育されているラッコは鳥羽水族館の雌(メス)2頭だけになりました。

マリンワールドによりますと、リロは白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で2007年3月に生まれ、2012年にマリンワールドに移りました。

これまで、サッカー・ワールドカップやオリンピックでの競技で日本代表の勝敗予想に挑むなどし、注目を集めていました。

ラッコは乱獲で野生の生息数が減少し、ワシントン条約で国際取引が規制されていて、国際自然保護連合は絶滅危惧種に指定しています。日本でも輸入が途絶えたことなどから、国内での飼育数はピーク時のおよそ120頭から激減していました。

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