県立自然博物館でニホンオオカミのはく製の展示始まる/和歌山県海南市
2025年01月04日 16時19分
絶滅したとされてるニホンオオカミの展示が、きょう(4日)から、海南市の県立自然博物館で始まりました。
ニホンオオカミは1905年、奈良県南部で捕獲されたのが最後の記録となっていて、絶滅したと考えられている大型の肉食動物です。ニホンオオカミのはく製は、国立科学博物館など国内に4体あり、その一つが、和歌山大学教育学部から寄託を受け、県立自然博物館で保管されています。
県立自然博物館では、来月(2月)2日まで、第二展示室で企画展を行うもので、体長1メートル、高さが70センチ余りのニホンオオカミのはく製で、奈良県南部に捕獲されたものです。
展示会場では、300年前の和歌山の里山をイメージしたジオラマを使い、遊び感覚で、人や野生動物を模造した札を使って生態系を再現しています。
今回の展示について県立自然博物館は、「和歌山大学が長年保管してい来た貴重なはく製を知ってもらい、人と野生動物とのかかわりを知ってほしい」と、多くの来場に期待を寄せています。
開館日など詳しいことについては、県立自然博物館のホームページに掲載されています。