田辺市扇ヶ浜・第99回「新春初泳ぎ」
2025年01月02日 16時08分
この一年の健康を祈願し身を清める田辺市のお正月恒例行事「新春初泳ぎ」が、けさ(1月2日)扇ヶ浜(おうぎがはま)海水浴場で開かれ、子どもから70代までの男女およそ200人が勢いよく海へ飛び込みました。
田辺市体育連盟の主催で開かれている初泳ぎは、昭和2年・1927年から始まった正月の恒例行事で、今回で99回目を迎えました。
午前10時すぎ、快晴のもと、水着姿の男女が、号令を合図に雄叫びを上げながら砂浜から波打ち際へ一気に駆け出し、激しく水しぶきをあげて扇ヶ浜の海に飛び込みました。
なかには、ふんどし姿の男衆や、ことし(2025年)の干支「巳年(みどし)」にあわせて蛇のかぶり物をした男女らもいて、寒さをこらえながらも歓声を上げて初泳ぎを楽しんでいました。
大阪府泉佐野市から来た親子連れは「冷たかったけれど、良い気持ちでした。ことしは飛躍の年にしたい」と話していました。
毎年ふんどし姿で参加しているという田辺市や大阪府の男性グループのひとりは「ラグビーでフォワードをやっているので、常に前進したいです。へび年なので“ひと皮剥ける”ように願いを込めました」と新年の抱負を語りました。
主催する田辺市体育連盟では、100回目となる来年(2026年)は特別な企画も考えているということです。