橋本市の70代の女性、3500万円だまし取られる/和歌山県
2024年12月28日 16時18分
橋本市内に住む70代の女性が、携帯電話に届いた外国人の映画俳優を名乗る人物が発信した俳優の顔写真付きのメッセージにだまされ、合わせて3500万円をだまし取られたことがわかりました。県警は特殊詐欺事件とみて調べを進めています。警察によりますとこの女性はSNSを通じてこの人物とやり取りを重ねるうちに親しくなり、「40万ドルが入ったセキュリティーバックを送るので預かってほしい。忙しいので荷物の輸送代を立て替えて欲しい」などと言う作り話にだまされたほか、相手が発信するあの手この手の作り話を信じ込み、現金を指定の口座に振り込んでしまったものです。
この女性が金の工面に苦労しているのを知った家族が特殊詐欺を疑い、女性は初めて詐欺に遭ったことに気が付いたということです。
県内では一度も会ったことのない有名人や異性を装い、SNSを使って相手から金をだまし取る詐欺が後を絶たず、県警が市民に警戒を呼びかけています。
やり取りが重なるうちに一度も会ったことのない相手のメールを信じ込んでしまい、気付くのが遅れるケースがほとんどで、県警はこうしたメールには取り合わないようにすることや、一度特殊詐欺を疑って警察への相談を勧めています。県警の相談ダイヤルは0120-508-878です。