紀の川市の70代の夫婦、2300万円詐欺被害に/和歌山
2024年12月24日 18時35分
紀の川市の70代の夫婦が、厚生労働省の職員や刑事、検事を名乗る男の電話での話に翻弄され、預貯金2300万円あまりをだまし取られたことがわかりました。岩出警察署で特殊詐欺事件として捜査しています。
これは、先月(11月)下旬、紀の川市の70代の夫婦の自宅に電話があったもので、男らから危険な薬物が処方されている、詐欺の犯人にキャッシュカードを売った疑いがある、資金洗浄に悪用されている、財産を差し押さえなければいけないなど次々と話をされ、結局、言われるままに、暗号資産用アプリを携帯に入れ、預貯金をまとめ、3回にわたってあわせて2330万円を指定の口座に送金しました。
その後、毎日行っていた連絡ができなくなったことなどから詐欺に気が付いたということです。
県警では、同様の詐欺被害が多発しているとして、注意を喚起するとともに、怪しい電話などがあれば、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル0120・508・878で確認するよう呼びかけています。