阪和道でイノシシと衝突、車両全焼など/和歌山
2024年12月24日 18時34分
昨夜(23日)、和歌山市の阪和自動車道上り線で、乗用車にイノシシが衝突する事故があり、はずみで車が側壁にぶつかり、全焼しました。さらに、事故車に後続車がぶつかり、この車を運転していた71歳の男性が軽いけがをしました。これら事故や火災で、阪和道は和歌山・海南間の上下線が通行止めとなりました。
きのう午後9時すぎ、和歌山市の阪和道上り線で、御坊市の24歳の男性が運転する乗用車にイノシシが衝突しました。このはずみで、男性がハンドル操作を誤り、側壁に衝突して、炎上しました。この車両に、後ろを走っていた湯浅町の71歳の男性が運転する乗用車が衝突、男性は、胸に軽いけがをしました。炎上した車は全焼しました。
これらの事故や火災で、阪和道は、和歌山・海南間の上下線が通行止めとなり、渋滞が出るなど、影響しました。このあと、下り線は、およそ2時間後の午後11時半頃、通行止めが解除されましたが、上り線の通行止めは、きょう午前1時すぎまで続きました。
現場付近では、ほかにも、イノシシが、積荷か何かにぶつかったという4件の事故が発生していて、県警の高速道路交通警察隊では、高速道路に侵入したイノシシがぶつかった可能性があるとみて、事故の詳しい状況や出火原因などを調べています。現場は、阪和道の和歌山南スマートインターチェンジの南およそ1キロの上り車線です。