【和歌山県議会】阪和道・和歌山北ICのフルインター化を県と和歌山市が検討
2024年12月13日 17時07分
和歌山市北部にある阪和自動車道のハーフインターチェンジ「和歌山北インター」について、和歌山市が、ことし(2024年)8月から、フルインターチェンジにするための必要性を検討する業務に着手していることについて、和歌山県も協力して進めていることを明らかにしました。
これは、きょう(13日)開かれた12月定例県議会で、自民党県議団の井出益弘(いで・ますひろ)議員の一般質問に、福本仁志(ふくもと・ひとし)県土整備部長が答弁して明らかにしたものです。
和歌山北インターは2010年に供用を開始し、大阪方面への入り口と大阪方面からの出口のみのハーフインターチェンジとして整備されました。
隣接する和歌山市直川(のうがわ)の企業用地には募集開始から1か月半あまりで物流関係など11社が進出するなど、企業誘致が進んでいますが、井出議員は「大阪方面だけでなく、紀南方面にも輸送トラックの需要があるが、となりの和歌山インターへの道は、紀の川を渡る橋が渋滞し輸送効率が落ちる」と指摘し、フルインター化の必要性を訴えました。
福本県土整備部長は、和歌山市がフルインター化への調査と検討に向け動き始めていることを紹介し、県も協力して取り組む考えを示しました。
このほかきょうの一般質問では、無所属クラブの川畑哲哉(かわばた・てつや)議員がネットリテラシー教育などについて、自民党県議団の高田英亮(たかだ・ひであき)議員が今後の在外和歌山県人会との交流などについて、自民党県議団の三栖拓也(みす・たくや)議員がDX人材の育成などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
和歌山放送では、きょうの県議会のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。