杉良太郎さんが海南警察署を訪問・特殊詐欺被害防止を呼びかけ
2024年12月13日 17時04分
警察庁の特別防犯対策監を委嘱されている杉良太郎(すぎ・りょうたろう)さんが、きょう(12月13日)海南警察署を訪問し、和歌山県民に特殊詐欺被害の防止を強く訴えました。
杉さんは、2018年に国家公安委員会委員長から警察庁の特別防犯対策監を委嘱され、特殊詐欺被害防止の啓発や、全国の警察署を訪問して、警察官との意見交換を積極的に行っています。
海南警察署の橋本諭(はしもと・さとる)署長を訪れた杉さんは、海南警察署管内の犯罪情勢や、特殊詐欺被害の状況などを聞き取りました。
このあと、県民への注意喚起を行った杉さんは「残念ながら和歌山県内でも特殊詐欺被害が増えています。県民ひとりひとりが“明日は我が身”だと意識を高めてもらい、安易なもうけ話やロマンス詐欺などの被害に遭わないようにして欲しい。NTTのナンバーディスプレイなど、高齢者家庭を対象に現在無料となっている電話番号の表示サービスも活用して、知らない電話に出ないでもらいたい」と呼びかけました。
和歌山県警察本部によりますと、ことし(2024年)1月から11月末までに、県内での特殊詐欺やSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺をあわせた件数はおよそ240件、被害額はあわせておよそ14億円にのぼっています。このうち海南警察署管内では9件で、被害額はおよそ2億3千万円となっています。