新年への平和への願いを込め「思」の文字を大筆書き/和歌山・熊野本宮大社

2024年12月11日 16時05分

歴史・文化社会

田辺市本宮町にある世界遺産の熊野本宮大社できょう(11日)九鬼家隆宮司が新年への願いを込め「思」の文字を大筆書きしました。大勢の参拝者が豪快な大筆書きを見守りました。九鬼宮司は1・3メートルの大きな筆を使い3メートル四方の布に「思」と力強く書きました。

この文字にしたことについて九鬼宮司は、「紛争が絶えない殺伐とした世の中だ。人が人を思う優しさが全世界の平和につながる。来年は平穏無事で平和な年になるよう願いを込めた」と話しました。

この大筆書きは2008年から続く恒例行事で、新年がこうあってほしいと期待する漢字を宮司が選んで書いています。この書は、元日から境内に飾られ初詣客を出迎えます。

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