「仏手柑」収穫本格化、和歌山・田辺
2024年12月08日 17時42分
柑橘類の一種で、形が仏の手を連想させる「仏手柑(ぶっしゅかん)」の収穫が田辺市で本格化しています。
実の先が人の指のように分かれているのが特徴で、サイズはこぶし大から長さ20センチほどまであります。
畑の仏手柑をはさみで枝ごと切り取る作業に追われる栽培農家の泉久美(いずみ・くみ)さんは、「香りが良く、毎年楽しみにしてくれる方がいるので苦労も喜びに変わります」と話していました。
今月(12月)中旬にかけて、およそ千個を収穫する予定だということです。
仏手柑は、食用には向きませんが、茶席の飾りや生け花などに使われ、主に首都圏や京阪神の生花市場に出荷されます。