各地の大イチョウが黄色真っ盛り/和歌山

2024年12月08日 18時46分

社会

長く暖かかった秋の影響で、各地で紅葉が遅れていますが、和歌山県内では、各地の大イチョウが、ようやく葉を黄色く染め、見頃を迎えています。

光泉寺の大イチョウ(6日・古座川町)

古座川町三尾川(みとがわ)の光泉寺(こうせんじ)では、幹回りが6メートルを超える県内一のイチョウの巨木そびえ、高さ30メートルある木にびっしりと茂る無数の葉が黄色く染まって、青空に映えています。また、木の周りは、降り積もった葉で、黄色のじゅうたんのようになって、訪れる人を迎えています。このイチョウは、樹齢は400年といわれ、「子授けイチョウ」として親しまれています。

宝泉寺の大イチョウ(6日・田辺市)

田辺市中辺路町福定(ふくさだ)の熊野古道(くまのこどう)沿いにある宝泉寺(ほうせんじ)の大イチョウは、葉の黄色が盛りを迎え、境内や周囲に葉を散らし始めています。この巨木は、幹が無数に分かれ、放射状に伸びていることから、千本(せんぼん)イチョウや、地名から福定の大イチョウと呼ばれ、樹齢は400年以上といわれています。

丹生酒殿神社の大イチョウのライトアップ(6日・かつらぎ町)

かつらぎ町三谷(みたに)の大イチョウは、世界遺産、丹生酒殿(にうさかどの)神社の境内に立つ神木で、幹回りは5・3メートル、高さは22メートルあり、樹齢は300年といわれています。例年だと、かなり散り進んでいる頃ですが、今年は、ようやく、全体が黄色く染まってきました。そして、ここは、イチョウの葉が降り積もった景色も有名ですが、それは、これからといったところです。また、先月(11月)下旬から行われているライトアップも人気で、昼夜を問わず、見物客でにぎわっています。丹生酒殿神社の大イチョウのライトアップは、今月(12月)14日まで、日没から午後10時頃まで行われます。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55