新宮紀宝道路開通、記念式典も/和歌山・三重
2024年12月07日 15時57分
一般国道42号線・新宮紀宝道路がきょう(7日)午後、開通し、それを記念した式典も午前に、三重県紀宝町のまなびの郷で開かれました。
式典には、和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事や三重県の一見勝之(いちみ・かつゆき)知事をはじめ、和歌山・三重両県の国会議員らおよそ300人が出席し開通を祝いました。
この中で、和歌山県の岸本周平知事は「この道路は半島防災のひとつの象徴となる。きょうをスタートとして、さらに半島の経済防災につなげていきたい」とのべ、両県の今後の発展に期待を寄せました。また三重県の一見勝之知事は「これから住民の皆様には少しでも安心して暮らしてもらえるだろう。三重は和歌山と大きなつながりができた。これからますますこれを大きくしていきたい」と語りました。
そして、新宮市の田岡三千年(たおか・みちとし)市長の音頭で万歳三唱を行い、開通を祝い、餅まきには多くの市民も参加しました。
一方、三重県の紀宝鵜殿インターチェンジでは、熊野水軍子供太鼓の勇壮な演奏が行われる中、地元の子供達も参加して、テープカットやくす玉割り、それに、通り初めが行われました。
開通した新宮紀宝道路は、紀伊半島一周高速道路の一部となる新宮市あけぼのの新宮北インターチェンジと、三重県紀宝町神内(こうのうち)の紀宝インターチェンジ間、2・4キロの区間で、和歌山県と三重県が2車線の自動車専用道路で結ばれました。そして、一般車の通行は、この日午後3時から始まりました。